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お塩の知識
お塩って何?
知ってるようで知らない塩の世界
●塩についての面白知識
塩は生命の維持に欠かせないものです。古来、世界中のどこに国においても塩は貴重なものとして扱われてきました。例えば古代ローマ時代には、貴重な塩を盗賊から守るためにわざわざ塩の道を作って兵士を配し、その給料として塩が配られたといいます。
また、古代エジプトでは、ピラミッドの建造に従事した労働者に代償として支給されたのが塩でした。給料を意味する英語の「サラリー」は、実は塩の「ソルト」が語源になっているのです。重労働で体力を消耗しつくした人夫たちは支給される塩を舐めることによって身体を維持していました。またエジプトではミイラ作りに塩が使用されていたり、中国では紀元前4〜3千年頃は塩が税として納められていたという記録もあります。日本でも塩は昔から神聖なものとされ、神社などでのお供えに使われたり、身を清める際に使ったりしてきました。
●塩は何からできている?
 塩は「ナトリウム」(Na)と「塩素」(Cl)の化合物で、化学的な呼び名を「塩化ナトリウム」(化学式NaCl)といいます。塩が水にとけている時は、「ナトリウムイオン」(Na+)と塩素イオン(Cl-)という2種類のイオンに分かれています。つまり、「ナトリウムイオン」と「塩素イオン」が電気的に結合したのが「塩化ナトリウムすなわち塩ということになります。
 物質をそれ以上小さくならないところまで小さくした状態(物質の最小の単位)を「原子」といいますが、この原子が電気を帯びた状態を「イオン」といいます。その中でプラスの電気を持ったもの を「プラスイオン」、マイナスの電気を持ったものを「マイナスイオン」といいます。塩化ナトリウムの場合、ナトリウムイオンが「プラスイオン」、塩素イオンが「マイナスイオン」ということになります。
 塩味は、言い換えれば「塩化ナトリウム」の味です。塩の中のナトリウムイオンと塩素イオンの両方があって初めて感じられる味であり、どちらか片方だけでは塩味にはならないのです。
●知ってますか?塩にはこんな性質が..
 塩の結晶の形は、作り方によってさまざまです。
 塩の結晶の色は、実は「無色透明」。意外ですね。白く見えるのは光の反射のせいなのです。
 塩の硬さは、石こうと同じくらいです。(モース硬度で2.0〜2.5)意外と硬いんですね。
 塩は、湿度が75%以上になると空気中の水分を吸ってベトベトになる性質(潮解性)があります。この「湿度75%」が塩の臨界湿度となります。
 塩は、温度が約800度になると溶けてしまい、さらに約1,400度になると沸騰します。また、濃い塩水だと約マイナス20度まで凍りません。この性質を利用したのが「路面凍結防止剤」です。塩はいろいろな役に立っています。
 塩の水溶液は中性で(塩が不純物を含まない場合)、pH(ペーハー)値は7〜9くらいです。塩には人の身体が酸性化するのを緩和してくれる働きもあります。
(注)pHとは水溶液の酸性/アルカリ性を、0〜14の範囲で表したもの。pHが「0〜7」の状態が酸性で、「7〜14」の状態がアルカリ性、「7」付近が中性の状態です。
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